運転日によって所要時間が変わる
東海道新幹線「のぞみ」に運転日によって
所要時間が変わる列車を発見しました。
しかも日中時間帯の最速列車となる日もあります。
どのような列車なのでしょうか。
運転日によって所要時間が変わる理由とは
日中時間帯の最速列車に
タイミングが合えば狙い目の列車です
運転日によって所要時間が変わる理由とは
運転日によって所要時間が変わるのは
いずれも臨時ののぞみで新大阪行です。
東京発の時刻で以下の5本です。
11:23 のぞみ281号
12:23 のぞみ283号
13:23 のぞみ285号
14:23 のぞみ287号
15:23 のぞみ289号
日中は需要が少ない日もあるためか、
この直前の20分発の新大阪行のぞみも臨時列車となっています。
20分発と23分発の2本運転するほど需要が見込めないためか、
1本運転となる日があります。
この場合は23分発のみの運転となります。
23分発のみが運転される場合、
2本運転の場合に20分発が
新大阪に到着する時刻と同じ時刻に到着します。
つまり、1本運転の日は23分発の所要時間が変わり、
2本運転の日よりも短くなります。
11時台を例に見てみます。
2本運転の日
東京→新大阪11:20→13:53 のぞみ331号
11:23→13:56 のぞみ333号
1本運転の日
東京→新大阪11:23→13:53 のぞみ281号
日中時間帯の最速列車に
東京〜新大阪の所要時間は
2本運転の場合、
20分発、23分発ののぞみとも
2時間33分に設定されています。
ところが1本運転の場合は、
東京〜新大阪の所要時間は2時間30分になります。
東海道新幹線の日中時間帯の最速列車については
こちらの記事で詳しく書いています。
結論としては、
東京〜新大阪間の日中の所要時間は最短2時間30分になります。
ですので、1本運転の日の23分発は
日中時間帯の最速列車になります。
この列車は2016年3月のダイヤ改正で登場しました。
運転する場合は必ずN700系となっています。
N700Aの増備とN700の改造(N700A化)が進み、
最高速度285km/h運転できる車両を
臨時列車に充てられるようになったので、
実現できるようになったのでしょう。
なお1本運転の23分発は、名古屋駅発車時刻が
2本運転の20分発と同じになっています。
名古屋駅到着時点では1分差がありますので、
停車時間を短くしたり、
発車時刻が秒単位では異なっていたりするかもしれませんが、
東京〜名古屋間でほぼ3分短縮できていることになります。
新大阪発(上り)には、
このように運転日によって
所要時間が変わる列車は設定されていません。
タイミングが合えば狙い目の列車です
今回紹介した列車は3分でも早く着きたい方には狙い目の列車です。
東海道新幹線は、もともと新大阪行の方が空いている傾向にあります。
また一般的に定期列車よりも臨時列車の方が空いている傾向にあります。
ピーク時間帯から外れてはいますが、
タイミングが合えば是非利用したいです。
なお、臨時列車で毎日運転ではありませんのでご注意ください。
ネットやモバイルで乗換案内を見ているだけでは
こういった列車にはなかなか気づけません。
紙の時刻表も捨てたものではありませんね。
今日もあなたの快適な旅を応援しています!