最速列車はいつ走る?
東海道新幹線「のぞみ」の最速列車は
東京〜新大阪間を2時間22分で走ります。
とはいってもすべての列車が最速で走るわけではありません。
最速列車はいつ走っているのでしょうか。
最速列車は始発と最終の前後
前後の列車の所要時間は?
混雑状況次第では前後の列車の方が快適なことも
最速列車は始発と最終の前後
東海道新幹線「のぞみ」の最速列車は早朝や深夜に運転されています。
しかもかなり限られた本数です。
早朝や深夜は運転本数が少なく、列車の運転間隔があきます。
それに「ひかり」や「こだま」の追い抜きも少ないので
追いついて減速する必要が少なくなります。
こうした時間帯ですので最速列車を運転できるわけです。
逆にそれ以外の時間帯では先行列車に追いついてしまうので
時間調整をしながら走っていることになります。
東海道新幹線は、2015年3月に最高速度285km/h運転を開始しました。
東京〜新大阪間の所要時間が3分短縮され、最速で2時間22分となりました。
東京発(下り)の最速列車
早朝に1本(始発)、深夜に2本(終電とその前)が運転されています。深夜のうち1本は臨時です。
東京→新大阪
6:00→8:22 のぞみ1号 博多行
21:20→23:42 のぞみ431号 新大阪行(臨時)
21:23→23:45 のぞみ265号 新大阪行
新大阪発(上り)の最速列車
深夜に1本(終電)のみ運転されています。新大阪→東京
21:23→23:45 のぞみ64号 博多始発 東京行
なお、早朝の新大阪発ののぞみは2時間23分と
惜しくも1分遅く最速ではありません。
新大阪→東京
6:00→8:23 のぞみ200号 新大阪始発 東京行
6:03→8:26 のぞみ202号 新大阪始発 東京行
前後の列車の所要時間は?
東京〜新大阪の最速列車は2時間22分ですがそれ以外の時間帯(1日ほぼすべてですが)の
のぞみの所要時間は2時間33分になっています。
(実際には列車によって2時間27分〜2時間36分と差があります)
最速列車の所要時間は標準的な所要時間と11分も違います。
ということは、始発の直後や終電の直前の時間帯では、
所要時間の差が大きくなることになります。
最速列車とその前後の列車の所要時間はどうなっているのでしょうか。
東京発(下り)
早朝東京→新大阪
6:00→8:22 2時間22分 のぞみ1号 博多行
6:06→8:33 2時間27分 のぞみ291/151号 新大阪/広島行(臨時)
6:16→8:40 2時間24分 のぞみ3号 博多行
6:20→8:53 2時間33分 のぞみ293/151号 新大阪/広島行(臨時)
以降は2時間33分運転が基本となります。
始発の「のぞみ1号」の速さが際立っていますね。
始発とその次では東京発で6分の差が、新大阪着で11分の差になります。
始発と20分発を比較すると東京発で20分の差が、新大阪着で33分になります。
これをみると始発に乗る方がメリットが大きいことがわかります。
ですが、博多行で最速となると乗客が集中してしまいそうです。
そういった状況も考慮してか、
品川発、新横浜発の始発列車も運転されています。
早朝
東京・品川・新横浜→新大阪
新横浜始発6:00 → 新大阪8:12 ひかり493号 広島行
品川始発6:00 → 新大阪8:16 のぞみ99号 博多行
東京始発6:00 → 新大阪8:22 のぞみ1号 博多行
新幹線は6:00からの運行となっているため
各駅の始発の時刻は6:00に統一されています。
新横浜〜新大阪の所要時間は以下のとおりです。
ひかり493号 2時間12分
のぞみ99号 2時間5分
のぞみ1号 2時間4分
品川始発ののぞみも最速列車と1分の違いしかありませんので
品川を利用できる方には品川始発がオススメです。
新横浜始発がひかりとなっているのが興味深い点です。
最速列車ではありませんが、
小田原、静岡に停車して途中停車駅のニーズを拾っています。
日中ののぞみの新横浜〜新大阪の標準時間は2時間14分です。
2駅停車するにもかかわらず
日中の標準的なのぞみよりも所要時間が短くなっています。
途中に停車するとはいえ、かなり高速走行していることがわかります。
「のぞみ」に抜かれない「ひかり」という点でも貴重で、早朝と深夜にしかありません。
深夜
東京→新大阪
21:00→23:32 2時間32分 のぞみ261号 新大阪行
21:10→23:36 2時間26分 のぞみ263号 新大阪行
21:20→23:42 2時間22分 のぞみ431号 新大阪行(臨時)
21:23→23:45 2時間22分 のぞみ265号 新大阪行
早く帰ろうと21:00発や21:10発に急いで飛び乗っても
新大阪到着は終電と10分ほどしか変わりません。
ただし終電は日によっては混雑する可能性はあります。
のぞみ431号(21:20発)が運転されている日は狙い目です。
終電ののぞみ265号は金曜や週末などは早々に満席となってしまい、
なかなか予約が取れません。
エクスプレス予約やスマートEXが普及していますので
とりあえず予約しておき、直前に変更する人が多いのでしょう。
そういう日はのぞみ431号が運転されていることが多いので、
こちらを予約しておくのがよいですね。
新大阪発(上り)
早朝新大阪→東京
6:00→8:23 2時間23分 のぞみ200号 新大阪始発
6:03→8:26 2時間23分 のぞみ202号 新大阪始発
6:16→8:43 2時間27分 のぞみ204号 新大阪始発
6:20→8:50 2時間30分 のぞみ290号 新大阪始発(臨時)
6:23→8:53 2時間30分 のぞみ100号 西明石始発
6:33→9:03 2時間30分 のぞみ102号 姫路始発
以降は2時間33分運転が基本となります。
最速ではありませんが、東京発との比較のために掲載しました。
2時間23分運転が3分差で2本設定されています。
新大阪発でも始発の需要が高いのでしょう。
東京に8:30前に着くので、9時の出勤や会議に間に合います。
深夜
新大阪→東京
21:03→23:32 2時間29分 のぞみ62号 博多始発
21:10→23:42 2時間32分 のぞみ432/190号 新大阪/広島/博多始発(臨時)
21:23→23:45 2時間22分 のぞみ64号 博多始発
最終ののぞみ64号以外は標準的な所要時間となっています。
最終直前ですが21:10発の臨時は遅めで、最終ののぞみ64号より10分多くかかります。
ですので東京着は最終ののぞみ64号と3分しか差がありません。
21:03発と21:23発は博多始発で混雑していそうですので、
臨時の21:10発が運転されている場合は
時間はかかりますが、こちらの方がゆったり過ごせるかもしれません。
東京〜新大阪を見てきましたが、
品川・新横浜や京都で乗り降りする場合でもも状況は同様です。
東京〜品川〜新横浜や京都〜新大阪では列車ごとに所要時間に大きな差はありません。
混雑状況次第では前後の列車の方が快適なことも
始発と終電は乗客が集中しがちです。
しかも最速列車となればなおさらです。
混雑しそうな日にはあえて前後の列車に乗る方が快適かもしれません。
始発の次、終電の前には所要時間もそれほど変わらない列車もあります。
特に臨時列車は空いていることが多いので狙い目です。
朝の下りなら品川始発、新横浜始発の方も空いていそうです。
朝ならコーヒー、夜ならビールを飲んで
車内でゆったり過ごすのもよいものです。
今日もあなたの快適な旅を応援しています!