運転時刻も正式発表されましたが、
この記事は発表前の予想記事ですのでそのまま残してあります。
座席指定列車のダイヤを予想する
京王新5000系は2018年春に登場予定の有料の座席指定列車用に製造されました。
座席指定列車はどんなダイヤで運転されるのでしょうか。
気になるところです。
あまり情報は出ていませんので、独自に予想しました。
画像:京王電鉄 |
(座席指定列車では電源コンセントが使えます)
夜間の下りで運転
公式に発表されている内容は、
平日と土休日に夜間の下り列車として運転する
です。
これだけではよくわかりませんね。
20分ごとに運転?
ではどのくらいの頻度で運転されるのでしょうか。
ヒントとなるのは新5000系の製造数です。
京王は新5000系を5編成製造しています。
現在、平日の夕方の特急は、京王八王子と橋本とも40分程度の所要時間です。
折り返し時間を考えると、
最短で90分サイクル、余裕を持てば100分サイクルで運転できます。
例えば新宿を18:00に発車した車両は、次に新宿を19:40に発車する列車になります。
現在の京王のパターンダイヤのサイクルである
20分ごとに発車すると5本必要になります。
ちょうど製造数と一致しますね。
ですが検査などで運転できない場合もありますので、予備編成が必要になります。
座席指定列車を他の編成で代用するには無理がありますから、
もう少し運転本数が少ないのかもしれません。
もしくは、予備編成として、2018年度(4月以降)にもう1編成製造する可能性もあります。
30分ごとが現実的?
今後の増備はない前提でもう少し余裕を持ったダイヤを考えてみました。30分ごとの運転として、
最短の折り返しで90分後の列車に入れるダイヤにすると
今度は逆に3編成で済んでしまいます。
これだと余裕がありすぎます。
ですが京王八王子と橋本からの折り返しを各駅停車で運転すれば
120分後の列車に入れられそうです。
そうすれば30分ごとの運転で4編成必要となります。
4編成を使って1編成が予備になるので妥当なところではないでしょうか。
気になる点としては、
今の20分サイクルのダイヤにはうまくおさまるかどうかです。
増発か置き換えか
新宿駅の状況を考えると、増発する余裕はあまりなさそうです。
できるとすれば、
現在、橋本行き特急がないサイクル(00分、20分、40分の前後)に
1本増やすことです。
増発の場合、
20分ごとの運転なら、そこで運転するしかないでしょう。
ただ全体の本数がやや多すぎる気がします。
特に折り返しの新宿行きは過剰になるので
回送することになってしまいます。
上りを回送にすると両用のメリットが少し減ってしまいます。
30分ごとの運転の場合は、
00分と30分の前後に調整して入れるでしょう。
30分付近では座席指定列車、特急京王八王子行、特急橋本行と
3本続くので調整が難しそうですね。
30分ごとなら現行の特急を置き換える可能性もあります。
もしくは32分の特急橋本行だけが置き換えられるかもしれません。
運転範囲の拡大に期待
土休日の高尾山口行きに座席指定列車があると
観光客には喜ばれるでしょう。
乗車時間も比較的長いので有料の意味も出てきます。
都営新宿線でも試運転をしていますので、
しばらくすると運転範囲を拡大するかもしれません。
小田急のロマンスカーのように
都営新宿線の本八幡から高尾山口に直通する座席指定列車ができるといいですね。
臨時列車であれば早期に運転が実現できるかもしれません。
休日だけでなく、早朝の上りも可能性があります。
小田急が多摩センターからの着席通勤をアピールしていますし、
競合対策として運転されるかもしれません。
早朝の準特急で通常列車としては運転されていますので、
期待したいところです。
いずれにしても座席指定列車の登場が楽しみですね。
今日もあなたの快適な旅を応援しています!